• ご来院の皆様へ
  • 地域の医療関係者様へ
  • 部門センターのご紹介
  • 当院のご紹介
  • 特色と取り組み
  • 採用情報
部門・センターのご紹介
リハビリテーション部

摂食嚥下障害について

摂食・嚥下  ~口から食べる~

食べるとは

食べることは元気の『元』!!
経口摂取が出来るように工夫することが大切です。
口から食べるということは、視覚・味覚・嗅覚などの五感を刺激し、特に噛むことは脳を活性化したり唾液の分泌を促すなど全身に良い影響を与えます。
さらに、好きなものを好きな相手と一緒に食べ、コミュニケーションをとるなど生きる意欲に繋がります。

リハビリテーション

「食べる」ことは、生命維持のためばかりでなく人生の喜びや楽しみです。

摂食嚥下障害とは

『食べる能力』に広く関わる障害のことです。

食物を認知する 飲食物を口に取り込み咀嚼する 飲み込む などなど

摂食嚥下障害で起こる問題

(1) 飲食物と一緒に細菌が肺に入り込むと ⇒ 誤嚥性肺炎
★ 誤嚥とは・・・飲食物が気管の中に入り込むことです!
(2) 飲食物が気道をふさぐと ⇒ 窒息
(3) 十分に飲み込めないために食事量が減ると ⇒ 低栄養
(4) 十分に飲み込めないために水分量が減ると ⇒ 脱水

摂食嚥下障害をチェックしてみましょう

I.飲食物を認識し、口へ運ぶまで・・・

□  食欲がない
□  食べ物があることが分からない
□  食事に集中ができない

II.飲食物を取り込み、咀嚼(飲み込みやすい状態にする)し、喉へ運ぶまで・・・

□  口の中に食事を取り込めない
□  口から食物をよくこぼす
□  モグモグしない
□  飲み込めない
□  口の中に残る
□  上を向いて飲み込む
□  丸飲みする
□  ガツガツ食べる
□  飲み込む前にムセる

III.飲食物をゴックンし食道へ入るまで・・・

□  飲み込むまでに時間がかかる
□  飲み込むとムセる
□  飲み込んだ後、声がガラガラになる
□  のどがゴロゴロする
□  飲み込んでしばらくしてムセる
□  飲み込んだ後、呼吸が苦しそうになる
□  水分だけムセる
□  濃厚な痰がよく出るようになる

IV.食道から胃へ運ぶまで・・・

□  食後、横になるとムセる
□  肺炎(発熱)を繰り返す
□  飲んだ物が逆流し嘔吐することがある

★ チェックが多くつくほど摂食・嚥下障害の可能性があり、危険です!!!!

食べる時のポイント

食べる前には!

・ 口の中を清潔にしましょう(入れ歯も洗います。)
・ しっかりと目が覚めているか確認しましょう
 (目が覚めている時に食事を摂りましょう)
・ 食事を摂る環境を整えましょう
 (楽しい雰囲気も大切ですが、食べることに集中できる環境にも配慮しましょう)
・ 食事の姿勢を整えましょう

姿勢

姿勢 良い例 悪い例

食事中は!!

・ スプーンは小さいものを使用しましょう
・ よく噛んでゆっくり食べましょう

・ 必ず十分に飲み込んでから次の一口を口に運びましょう
・ 水分には必要に応じてトロミをつけましょう
・ 疲れたときは休みましょう

食後は!!!

・ 30分は起こしましょう
・ 口の中を清潔にしましょう(入れ歯も洗います)

食べやすい食品・食べにくい食品

食べにくい食品

食べにくい食品

◎ サラサラした飲み物
  例:味噌汁、お茶、白湯
◎ 咀嚼しにくい食品
  例:餅、イカ、硬い肉、かまぼこ、ちくわ、もつ、こんにゃく、なめこ、貝類、くらげ、たくあん
◎ 咽頭にツルリと入り込みやすい食品
  例:ピーナッツ、枝豆
◎ 乾燥した食品
  例:パン、焼き魚、生のキャベツやレタス、じゃこ、ゆで卵の黄身
◎ 口や咽頭にくっつきやすい食品
  例:焼きのり、青のり、かつお節、おから、トマト(皮)、わかめ、きなこ
◎ 誤嚥すると気道刺激の強い食品
  例:柑橘系の果物、紅しょうが、酢の物
◎ 繊維成分を多く含む食品
  例:ふき、たけのこ、ごぼう、アスパラガス

食べやすい食品

食べやすい食品

◎ トロミ具合の高い食品
  例:トロミのついた飲み物、ヨーグルト、ゼリー、ミキサー食、全粥
◎ 咀嚼しやすい食品
  例:豆腐、茶碗蒸し、バナナ、乳児用せんべい
◎ 適度に水分を含んでいる食品
  例:かぼちゃやイモ類等の煮物、煮魚
◎ マヨネーズやあんかけでまとめてある食品
  例:マヨネーズ和えのサラダ

緊急時の対応~もしもの時の~

落ち着いた対処法で「いのち」が守れます!

緊急時の対応~もしもの時の~

(1)背部叩打法

必ず上半身を横か下に向けて行う

緊急時の対応~もしもの時の~

背中を叩いて強い咳をさせましょう

(2)ハイムリッヒ法

斜め上方に押し上げる。水分の誤嚥の場合は臥位で行いましょう。

緊急時の対応~もしもの時の~

みぞおちを押し上げて詰まったものを 吐き出させましょう。

毎日楽しく食事をするために出来ること

(1)口腔ケア

(1) 歯磨き(ブラッシング)
(2) うがい     グチュグチュ ペッ
(3) ふきとり    スポンジ棒やガーゼなどに水分を少し含ませ歯、歯茎、舌、上顎部分、頬の内側などを念入りに掃除しましょう

(2)口の体操

※それぞれ10~20回ずつしましょう。

口の体操

参考・引用文献

口腔機能向上トレーニング         池山豊子 著 日総研
摂食・嚥下障害の患者さんと家族のために  西尾正輝 著 インテルナ出版
摂食・嚥下障害のリハビリテーション    西尾正輝 著 三和化学研究所
摂食・嚥下障害とは?障害の種類とケア   社団法人 全国老人保健施設協会

e-ラーニング

〒811-2316 福岡県糟屋郡粕屋町長者原西4丁目11番8号
電話:092-939-0010
E-mail:fukuoka@seisyukai.jp

Copyright © 2015 FUKUOKA SEISYUKAI HOSPITAL ALL RIGHTS RESERVED.